1)放射能の測定について(平成24年度4月1日発表)

 

平成24年4月1日より、厚生労働省より「食品中のセシウムスクリーニング法」が改正・施行されました。


昨年の原発事故以降、放射能汚染の検査は1974年の「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」に準拠して行われておりましたが、今回このように「食品中のセシウムスクリーニング法」が一部改正されるにあたり、はたちょく九州も新しい測定法に準拠いたします。

 

はたちょく九州では、現在まで化学物質の分析などに使用される「検出限界」と「定量下限」という二つの定義に基づいてご報告をさせていただいておりましたが、このほど「食品中のセシウムスクリーニング法」の中で、「測定下限」という定義がされております。

よって、はたちょく九州でもこれに準じて測定下限という定義を使用させていただきます。


これは、検出限界と定量下限のふたつの違いについてご質問が多かったことを鑑みて、会員様にとってよりわかりやすいご報告内容へと移行することを目的としています。


また、厚生省より同法が施行されると、他の検査機関も測定下限へと移行していくことが考えられ、測定下限という定義がスタンダードなものとなった場合に、お客様が他機関との数値の整合性を確認しやすくなることも、もうひとつの目的です。

 

測定下限は、検出限界よりも若干高い数値が設定されますが、その代わりに定量下限の定義も含まれ、「検出限界かつ定量下限」のような取扱いとなります。実質的な測定方法・検査精度は変わりありませんのでご安心ください。

 

計算式や算出方法については厚生省発刊の資料(コチラ)をご覧ください。

 

尚、「食品中のセシウムスクリーニング法」が改正・施行されたことを受け、会員様からの放射能検査お申込みによる検査方法もそれに準拠し、測定料金・測定コースもそれに伴って移行する形となりました。


純水を1500ml、1時間測定した場合の概ねの測定下限は以下の通りとなります。
ご参考下さい。

 

2012年3月31日までの測定料金・測定コース(改訂前)

Aコース

 

Cs137

Cs134

測定料金¥4,000
目標検出限界
3.6Bq/kg
2.4Bq/kg
目標定量下限
18Bq/kg
12Bq/kg
Bコース

 

Cs137

Cs134

測定料金¥5,000
目標検出限界
1.2Bq/kg
0.8Bq/kg
目標定量下限
4Bq/kg
6Bq/kg
Cコース

 

Cs137

Cs134

測定料金¥7,000
目標検出限界

0.96Bq/kg

0.64Bq/kg
目標定量下限

4.8Bq/kg

3.2Bq/kg
Dコース

 

Cs137

Cs134

測定料金¥11,000
目標検出限界
0.72Bq/kg
0.48Bq/kg
目標定量下限
3.6Bq/kg
2.4Bq/kg

2012年4月1日からの測定料金・測定コース(改訂後・新コース)

Aコース

 

Cs137

Cs134

測定料金¥4,000
目標測定下限
4.9Bq/kg
5.2Bq/kg
Bコース

 

Cs137

Cs134

測定料金¥5,000
目標測定下限
1.4Bq/kg
1.6Bq/kg
Cコース

 

Cs137

Cs134

測定料金¥11,000
目標測定下限
1.0Bq/kg
1.2Bq/kg


また、放射能検査は全て九州環境測定協会で行っておりますのでご安心くださいませ。

以下に、その概要をお伝えいたします。

 

<はたちょく九州の出荷基準について>

はたちょく九州では、Cs137とCs134において、それぞれの検体を1500ml、測定時間3600秒検査した場合の測定下限(純水においてCs-137:1.0Bq/kg Cs-134:1.2Bq/kg 程度)を超えたものについては、出荷を一時的に中止、Ge半導体検出器への再検査を依頼し、安全性が確認されたものしか出荷しません。

 

また、以前までは定量下限・検出限界という定義に基づいて数値の公表を行っておりましたが、平成24年4月厚生省より施行された「食品中の放射性セシウムスクリーニング法」に則り、測定下限という定義での公表へと変更いたします。

詳しくはこちらをご覧下さい。

<はたちょく九州の検査体制について>


はたちょく九州では、外部の検査機関で会員の皆様のご支援によって購入した、NAI(TI)シンチレーション式γ線スペクトロメータにて、定期的・継続的な放射能検査を行い、安全・安心を守り続けていきます。

>>10/6以降分(検査機アップグレード後)はこちら
>>放射能検査データ(加工品)

>>44週のセット野菜放射能測定結果はこちら

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>>47週のセット野菜放射能測定結果はこちら

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>>51週のセット野菜放射能測定結果はこちら

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>>22週のセット野菜放射能測定結果はこちら
>>放射能の基礎知識はこちらから。

 

1.委託先・使用機器・検査条件について

  委 託 先:九州環境測定協会
  場   所:長崎県南島原市北有馬町丙6176番地22
  検査機器:EMF211型γ線スペクトロメータ
  検査条件:「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」
  「食品中の放射性セシウムスクリーニング法」に準拠。


2.検査サイクル

  青果物1:ほうれんそうなどの収穫から出荷までのサイクルが短いもの。
        お届け週の2週間前までに、生産者ごとの検査を行う。
  青果物2:玉ねぎなどの、収穫後貯蔵し、一定期間同一の商品が出荷されるもの。
        お届け週の4週間前までに、生産者ごとの検査。
        及び、新ものへ切り替わる場合も検査を行う。
  加工品1:牛乳やヨーグルトなど、原材料の保存が難しく、日々製造されるもの。
        月に1回、商品ごとの検査を行う。
  加工品2:原材料の保存が容易で、一定期間同一の原材料で製造されるもの。
        原則原材料の切り替わりにあわせて行う。及び加工品(またはその原料)を        ローテーションしながら継続的に検査を行う。
  牛  肉:出荷する牛ごとの検査及び2ヶ月に1度の飼料の検査を行う。
  豚・鶏肉:生産ロットごとの検査及び2ヶ月に1度の飼料の検査を行う。

 

3.その他、放射能汚染に対する取組みはこちら

>>放射能についての基礎知識

>>取扱い商品における使用飼料・肥料について

>>放射能検査のお申込みについて(※現在作成中)


2)はたちょく九州の取り扱いきのこ、肥料、飼料について

 

はたちょくで取り扱っていますきのこ、農作物に関する肥料、卵や牛乳などに使用されている飼料について掲載いたします。

>>きのこの放射能検査体制について

■ 取扱い肥料について 

<排水処理汚泥コンポストについて>

6月24 日、農林水産省は「放射性物質が含まれている汚泥を、放射性セシウムが1 キログラムあたり200 ベクレル以下ならば肥料として利用することができる」という新たな基準をとりまとめました。これは一般に「排水処理汚泥コンポスト」と呼ばれ、循環型の肥料として緑地や公園、畑などにも使用されているものです。

(平成24年度末までの特例として、1000 ベクレル以下、一定地域内でな集めた汚泥をその地域内で流通させる場合の使用を許可)

しかし、今回の原発事故以前からこの種の肥料については安全性の議論がなされておりました。日々の生活排水から放出される微量の「ヒ素・カドミウム・水銀・ニッケル」などが凝縮されているおそれがあり、はたちょく九州の生産者には、事故以前から使用を禁止しておりました。もちろん、これからも使用を控えさせて頂きますことを、お伝えいたします。

 

■ 卵・牛乳・精肉などの使用飼料について(平成23年度6月)

以下の記載は平成23年度6月に給与されたものです。輸入作物の産地は時期により変動し、主に米国・南米諸国オーストラリアが主要産地となります。

 

<もみじ卵>

生産     古賀養鶏場
生産地  長崎県諫早市森山町

〇国産飼料(福岡、佐賀、熊本との契約栽培)

   飼料米(玄米)、飼料米(もみ米)、小麦  

〇輸入飼料

とうもろこし、きなこ、マイロ、脱脂米糖、米糖、大豆粕、菜種粕、グルテンミール、魚粉、アルファルファ、 マンノクリーン、炭酸カルシウム、第3リンカル、食塩、DL-メチオニン、塩酸L-リジン、パプリカ、塩化コリン、 プレミックス、マリーゴールド、カルスポリン、にんにくパウダー

<自然卵>

  生産    橋本農園
  生産地  長崎県諫早市

〇国産飼料
 
野菜くず(長崎県産)…自然卵生産者が作った農作物のあまりなど。
虫など…平飼いのため。
自家配合飼料…とうもろこし(熊本県産)、いりこくず(長崎県小佐々町)、おから(諫早市内の豆腐やさんから)

 

<雲仙牛乳>

生産   島原酪農農業組合
産地  長崎県島原市

〇国産飼料

野菜くず(長崎県産)…酪農家の方々が作った作物のあまりなど

〇輸入飼料


とうもろこし、大麦、ふすま、綿実、加熱大豆圧ペン、大豆油かす、アルファルファ乾草、スーダンヘイ、 モチシーヘイ、ストロー類、オーツヘイ、ビートパルプ

 

<母さん牛の牛乳>

生産    長崎ジャージーファーム
生産地   長崎県諫早市

〇国産飼料

豆腐粕(諫早市の豆腐やさんから)、牧草乾燥(長崎県諫早市)、青草(長崎県諫早市)、ルーサン乾草(神奈川県)

〇輸入飼料

トウモロコシ、大豆、小麦粉、大豆かす、グルテンフィード、ふすま、麦ぬか、米ぬか、炭酸カルシウム、 アルファルファミール、糖蜜、とうもろこし圧ペン

 

<長崎県産黒毛和牛>

製造     大光食品
飼育地  長崎県平戸市

 

〇飼料
皮付圧扁麦、トウモロコシ、ビーフZ (とうもろこし粉砕)、スーパー専管 (小麦)、一般ふすま (小麦)、大豆粕フレーク、ヘイキューブ、稲わら

 

<長崎県産豚肉(じげもん豚)>

製造     大光食品
飼育地   長崎県内

 

〇飼料
とうもろこしマイロ、末粉、(大麦)、コプラフレーク、なたね油かす、大豆油かす、米ぬか、コーングルテンフィード、炭酸カルシウム、食塩、PBS菌体末、(糖蜜)、(リン酸カルシウム)


<長崎県産鶏肉>

製造     大光食品
繁殖地  福岡県、大分県
肥育地    長崎県

 

〇飼料
とうもろこし、マイロ、小麦粉、タピオカデンプン、小麦、加熱処理大豆、大豆油かす、コーングルテンミール、なたね油かす、魚粉、チキンミール、動物性油脂、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、食塩、枯草菌、バジル、セージ、タイム


※( )は添加されていないときもある原料です。

 

以上、はたちょく九州の放射能への対策をご説明いたしました。

はたちょく九州 代表

山下 省一